大きいほうの集団は失業者に数えられない
2026年第2四半期、トルコの15歳から74歳の失業者は282万2000人で、ほかに513万5000人が働くことを望み、2週間以内に働き始めることができたのに、積極的に仕事を探していなかった。これは失業者100人あたり182人にあたり、2026年9月10日に公表されたEurostatの季節調整済みの数字である。
後者の集団は2023年第3四半期以降、12四半期連続で、すべての四半期において失業者より多い。現在の系列が始まる2021年第1四半期から2023年第2四半期までは、毎四半期、失業者のほうが多かった。2023年と2026年の第2四半期のあいだに、失業者は56万人減り、働けるが仕事を探していない人は201万人増えた。
もっと長く働きたいパートタイム就業者も、同じ3年間に77万8000人から190万人に増えた。この人々と、仕事を探したがすぐには働き始められなかった16万8000人を加えると、Eurostatの労働市場のスラックは1002万4000人に達し、系列が始まった2021年以降で最も多くなった。
| 集団 | 2023年第2四半期 | 2026年第2四半期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 失業者 | 3,382,000 | 2,822,000 | -560,000 |
| 就業可能非求職者 | 3,125,000 | 5,135,000 | +2,010,000 |
| 追加就労を希望するパートタイム | 778,000 | 1,900,000 | +1,122,000 |
| 求職中・就業不可 | 126,000 | 168,000 | +42,000 |
| 労働市場のスラック | 7,409,000 | 10,024,000 | +2,615,000 |
各集団が数えているもの
失業者とはILO基準の定義によるもので、仕事がなく、2週間以内に働き始めることができ、過去4週間に積極的に仕事を探した人を指す。仕事を望み、働き始めることもできるが、積極的に仕事を探さなかった人は失業者ではなく、そもそも労働力に含まれない。
働けるが仕事を探していない人は、失業者数が設計上含めない人々である。この表は、彼らがなぜ積極的に仕事を探さなかったのかを記録していないので、全員を求職意欲喪失者と呼ぶことはできない。
どの数字も世帯を対象とする標本調査による推計で、季節調整済み、15歳から74歳の人々についてのものである。Eurostatはこれを、トルコの統計機関であるトルコ統計局(TurkStat)の労働力調査をもとに公表している。
- 失業者。仕事がなく、2週間以内に働き始めることができ、過去4週間に積極的に仕事を探した人で、ILO基準の定義である。失業率が数えているのはこの集団だ。
- 働けるが仕事を探していない人。働くことを望み、2週間以内に働き始めることができるが、過去4週間に積極的に仕事を探さなかった人で、受け身の形でしか探さなかった人も含まれる。労働力の外にあり、したがって失業率の外にある。
- スラックの残り。もっと長く働きたく、それに応じられるパートタイム就業者と、仕事を探したが2週間以内に働き始められなかった人。最初の二つの集団と合わせて、労働市場のスラックを構成する。
したがって、失業者282万2000人は、仕事を望む人の全員ではない。ほかに513万5000人が仕事を望み、働き始めることもできたが、積極的には仕事を探しておらず、失業者数は定義上この人々を含まない。
四つの集団にはそれぞれ一つの定義があり、それらをひとまとめにする読み方は、出典が言っていないことを言う。
まず女性、次に男性
女性では、系列が始まった2021年以降のすべての四半期で、働けるが仕事を探していない人が失業者を上回ってきた。2026年第2四半期には、その数は324万1000人で、失業者の女性123万8000人に対し、100人あたり262人だった。
男性でそうなったのは2024年第4四半期以降にすぎない。2026年第2四半期には、働けるが仕事を探していない男性が189万4000人、失業者の男性が158万4000人で、100人あたり120人だった。
働けるが仕事を探していない人は女性でも男性でも増え、2023年第2四半期以降、女性で136万1000人、男性で64万9000人増えた。同じ3年間に、成人全体の数字は失業者100人あたり92人から182人に上がった。
| 各年第2四半期 | 失業者 | 就業可能非求職者 | 100人あたり | 女性、100人あたり | 男性、100人あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 4,004,000 | 3,319,000 | 83 | 123 | 58 |
| 2022 | 3,655,000 | 2,832,000 | 77 | 109 | 54 |
| 2023 | 3,382,000 | 3,125,000 | 92 | 118 | 70 |
| 2024 | 3,128,000 | 3,899,000 | 125 | 170 | 87 |
| 2025 | 3,058,000 | 4,969,000 | 162 | 219 | 114 |
| 2026 | 2,822,000 | 5,135,000 | 182 | 262 | 120 |
これらの数字が語らないこと
理由は語らない。インフレ、金利、最低賃金、2023年の地震、移民のいずれも、ここでは何も測っておらず、いかなる政策も評価していない。
誰かが諦めたとも、失業率が間違っているとも言っていない。ILO基準の定義は、数えると言っているものを数えている。これはまた、トルコ統計局独自の労働力の未活用の指標でもなく、そちらは別の定義を用いている。
対象はトルコ全体であり、どの県でもなく、給与についても、ほかのどの国についても何も語らない。このいずれも予測ではなく、次の四半期で全体像が改訂されることもありうる。



