160キロ離れた二都市のあいだの79ポイント
ロンドンとバーミンガムは同じ労働市場にある。柔軟な働き方の申請に関する法定の下限も、税の扱いも、通勤文化も同じで、上位の産業もおおむね同じだ。今日の当社の都市ページでは、ロンドンがリモート可の職0%、バーミンガムが79%と表示している。
地理的にも産業的にも中間にあるマンチェスターは54%。ニューヨークは0%、ボストンは81%。トロント0%、バンクーバー44%。シドニー0%、メルボルン41%。
リモートワークをめぐるどんな説明も、この組み合わせを説明しない。労働市場ではない何かが、これを作り出している。
| 都市 | 国 | 読んだ情報源 | リモート可 |
|---|---|---|---|
| London | United Kingdom | 5 | 0% |
| Manchester | United Kingdom | 10 | 54% |
| Birmingham | United Kingdom | 10 | 79% |
| New York | United States | 7 | 0% |
| Boston | United States | 10 | 81% |
| Austin | United States | 14 | 76% |
| Toronto | Canada | 9 | 0% |
| Vancouver | Canada | 10 | 44% |
| Sydney | Australia | 12 | 0% |
| Melbourne | Australia | 10 | 41% |
この数字は都市ではなく、当社の情報源の数を追っている
各都市ページには、いくつの情報源から組み立てられたかが印字されている。その列をリモート比率の隣に置けば、パターンはすぐに見える。
十一都市が情報源七つ以下で組み立てられ、そのうち九都市がちょうど0%と表示する。 十七都市が十以上で組み立てられ、そのうち0%は一都市だけである。リモート比率の平均は薄いほうの群で7.3%、厚いほうの群で53.5% ——七倍の差を生んでいるのは、仕事のある場所ではなく、私たちがどれだけ読んだかだ。
ロンドンは5つの情報源から、バーミンガムは10から組み立てられている。ニューヨークは7、ボストンは10、オースティンは14。最もリモートに冷たく見える都市は、私たちが最も知らない都市である。
| ページを支える情報源 | 都市数 | 0%と表示 | リモート比率の平均 |
|---|---|---|---|
| 7以下 | 11 | 9 | 7.3% |
| 8〜9 | 9 | 5 | 11.4% |
| 10以上 | 17 | 1 | 53.5% |
なぜ薄い網羅はノイズではなくゼロを作るのか
リモートの印は求人票そのものが運ばなければならない。企業自身の採用ページや大手の全国求人サイトは、そもそも印を載せないことが多い。所在地欄にはロンドンとあり、どこにも他所から遂行できるとは書かれていない。印の不在が、リモートワークの不在に化ける。
都市ページがそうした情報源ひと握りから組み立てられると、求人はすべて無印で届き、ページはゼロを算出する。印を載せる情報源——小規模な専門サイト、リモート中心の集約サイト——を足せば、新しい仕事がひとつも存在しないまま比率が跳ね上がる。
つまりこの数字は市場を測っていない。市場と、たまたま私たちが読んだ相手のメタデータ慣行との交差を測っているのだ。
自分たちの列をどうするか
二つある。ひとつめは地味だ。本編集部は都市単位のリモート比率を掲載しない。 先週、同じ種類の理由で都市単位の掲載給与中央値を取り下げたのと同じである。情報源を足すと変わる数字は、市場ではなく私たちについての数字だ。
ふたつめは、その列を都市ページには残すということだ。情報源の数を隣に置いたままにする。両方見える読者は、人工物を自分で見抜ける。数字を隠すほうが体裁はよく、誠実ではない。
より広い論点は当社の話ではない。今年あなたが読んだあらゆる労働市場ダッシュボードがこの問題を抱えており、それを見抜くための分母を印字しているものはほとんどない。ある図表が、この都市にはリモートワークがないと告げたとき、最初の問いはその都市で何が変わったかではない。その図表が何か所を見たか、である。
ここにある数字はすべて、あなたが開けるページに載っている。都市を選んで babzituna.com/jobs を読み、リモート比率の隣にある情報源の数をご自身で確かめてほしい。