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写真:Evangelos Mpikakis / Unsplash · ギリシャ

経済圏の比較 · 22

ギリシャでは企業の従業員の4分の1超が高成長企業で働く

フランスではこの割合が5.67%と欧州連合で2番目に低く、フランスの方が高い部門は教育だけである。

単に人を雇うだけでなく、従業員数を年に1割を超えて3年続けて増やす企業がある。Eurostatはそこで働く人々を数えており、2024年にはギリシャで従業員の4分の1を超え、フランスでは17人に1人に満たなかった。数字のある26の加盟国の中で両国がどこに位置するか、何が急成長とされ何がされないか、フランスが上回る唯一の部門、そして採用する人や仕事を探す人にとって何が変わるのかを見ていく。

26.37%従業員10人以上のギリシャ企業で、高成長企業に勤めていた従業員の割合、2024年
5.67%フランスでの同じ値、数字のある26の加盟国で2番目に低い
12.84%欧州連合全体での同じ値、Eurostatの推計値

ギリシャでは4分の1超、フランスでは6%未満

マルタ31.87%
ギリシャ26.37%
デンマーク20.26%
EU12.84%
イタリア11.59%
スペイン11.09%
ベルギー7.35%
フランス5.67%
キプロス4.09%
従業員10人以上のすべての活動中の企業の従業員に占める高成長企業の従業員の割合。鉱工業、建設業、市場サービス、2024年、%。高成長とは、従業員数が3年間に年平均10%を超えて増えたことをいう。マルタとキプロスは数字が公表されている26の加盟国の両端であり、欧州連合の数字はEurostatの推計値である。Eurostat、bd_hg、2026年10月4日閲覧。

EUで2番目、そして下から2番目

2024年、3年にわたって急速に成長した企業が、従業員10人以上のギリシャ企業の従業員の26.37%を雇用していた。数字が公表されている26の加盟国のうち、これより高いのは31.87%のマルタだけである。Eurostatはアイルランドの2024年の数字を秘匿としている。数字は2026年10月1日に公表された。

フランスは反対側の端に近い。5.67%で、ギリシャの割合の4分の1に満たず、上回るのはキプロス(4.09%)だけである。その次はベルギー(7.35%)とオーストリア(8.76%)である。欧州連合全体は推計で12.84%、ドイツは12.39%、イタリアは11.59%、スペインは11.09%である。

従業員ではなく企業の数で数えると、差は縮まる。従業員10人以上のギリシャ企業のうち高成長企業は15.57%、フランスでは7.92%である。つまりギリシャの高成長企業は同じ規模帯の平均的な企業より大きく、企業数に占める割合より従業員に占める割合の方が大きい。フランスの高成長企業は平均より小さく、その逆が成り立つ。

出所: 出典
2024年の高成長企業。鉱工業、建設業、市場サービスにおける従業員10人以上のすべての活動中の企業について、その従業員に占める高成長企業の従業員の割合と、企業数に占める高成長企業の数の割合、%。欧州連合を最初に(従業員の割合はEurostatの推計値)、続いて数字が公表されている26の加盟国を従業員の割合が高い順に並べた。アイルランドの数字は秘匿されている。Eurostat、bd_hg。
加盟国従業員の割合企業の割合
欧州連合12.84%10.01%
マルタ31.87%16.94%
ギリシャ26.37%15.57%
ポルトガル21.73%13.63%
デンマーク20.26%14.76%
フィンランド18.79%14.63%
スウェーデン17.73%11.45%
ハンガリー17.45%11.56%
リトアニア16.42%11.53%
エストニア15.99%10.62%
ブルガリア14.65%10.2%
クロアチア14.21%13.05%
オランダ13.95%12.79%
ポーランド13.04%8.36%
ラトビア12.59%10.64%
ドイツ12.39%8.34%
スロバキア11.9%9.95%
イタリア11.59%9.6%
チェコ11.47%9.19%
ルクセンブルク11.33%10.8%
スペイン11.09%10.77%
ルーマニア9.96%9.87%
スロベニア9.02%9.56%
オーストリア8.76%9.69%
ベルギー7.35%8.02%
フランス5.67%7.92%
キプロス4.09%2.22%

何が高成長とされるのか

企業が高成長とされるのは、当初の従業員が10人以上で、従業員数が3年間に年平均10%を超えて増えた場合である。2024年については、その3年は2021年から2024年である。この基準は成長だけを見ており、企業の規模や設立からの年数は見ていない。

割合は、そうした企業の従業員を、鉱工業、建設業、市場サービスにおける従業員10人以上のすべての活動中の企業の従業員で割ったものである。公務は除かれ、学校、病院、介護施設は企業として運営されている場合にだけ数えられる。従業員10人未満の企業と自営業者は、分子にも分母にも含まれない。

これは創出された雇用の数ではない。高成長企業の従業員は、成長する前からいた人も含めて全員が数えられ、ほかの企業がどれだけの雇用を失ったか、雇用全体がどう動いたかについて、ここでは何も言っていない。3年間は2021年に始まる。成長のうちどれだけがそれ以前の減少を取り戻したものかを表は示しておらず、この号も推測しない。

出所: 出典これが数えているもの
  1. 企業。当初の従業員が10人以上で、従業員数が3年間に年平均10%を超えて増えた企業。2024年の数字では、その3年は2021年から2024年である。規模と設立からの年数は基準に入らない。
  2. 割合。そうした企業の従業員を、鉱工業、建設業、市場サービスにおける従業員10人以上のすべての活動中の企業の従業員で割ったもの。従業員に占める割合であって、企業に占める割合でも、働くすべての人に占める割合でもない。
  3. そうでないもの。創出された雇用の数ではない。高成長企業の従業員は、成長する前からいた人も含めて全員が数えられ、ほかの企業で失われた雇用は差し引かれない。

したがって、ギリシャの26.37%は、ギリシャの雇用の4分の1が新しいということでも、ギリシャ経済がより速く成長したということでもない。言っているのは、従業員10人以上の企業の従業員の4分の1超が、2024年に、2021年以来従業員数を年に1割を超えて増やしてきた企業で働いていたということである。

企業に一つの基準、割合に一つの割り算があり、そのどちらかを忘れた読み方は、出典が言っていないことを言う。

教育を除くすべての部門で上回る

ギリシャの割合は、表が対象とする18の産業部門のうち17でフランスを上回る。そのうち六つでは従業員の3分の1を超える。管理・支援サービス業(40.5%)、情報通信業(36.13%)、建設業(35.18%)、運輸・倉庫業(34.54%)、専門・科学・技術サービス業(34.24%)、コンピューター・家庭用品修理業(33.81%)である。

例外は教育である。フランスの教育分野の企業では従業員の12.26%が高成長企業で働いており、ギリシャでは6.25%である。フランスで割合が最も高いのは芸術・娯楽・レクリエーション(12.78%)、教育(12.26%)、宿泊・飲食サービス業(12.16%)である。製造業では2.78%で、ギリシャでは26.25%である。

人数で数えると順序は逆転する。2024年、フランスの高成長企業の従業員は87万7985人、ギリシャは50万6669人で、企業数は1万5424社対7528社である。どちらの割合も2023年より低く、2023年にはギリシャで28.35%、フランスで6.26%だった。

出所: 出典
産業部門別のギリシャとフランス、2024年。その部門の従業員10人以上の企業の従業員に占める高成長企業の従業員の割合(%)と、その従業員数。Eurostat、bd_hg。
産業部門ギリシャ、割合フランス、割合ギリシャ、従業員フランス、従業員
鉱業・採石業22.86%0.57%1,22675
製造業26.25%2.78%75,74079,596
電気・ガス供給業9.75%1.81%1,9884,179
水道・廃棄物処理業15.46%2.72%2,1066,829
建設業35.18%5.11%30,19959,804
卸売・小売業20.41%4.65%83,030126,005
運輸・倉庫業34.54%4.01%35,63950,217
宿泊・飲食サービス業29.21%12.16%135,37499,518
情報通信業36.13%8.62%28,86176,077
金融・保険業9.34%3.61%4,49728,716
不動産業17.06%3.3%2,2107,178
専門・科学・技術サービス業34.24%9.12%31,40984,930
管理・支援サービス業40.5%7.61%58,035150,452
教育6.25%12.26%3,20722,411
保健・社会福祉6.97%6.13%4,19657,664
芸術・娯楽・レクリエーション19.94%12.78%6,67518,727
コンピューター・家庭用品修理業33.81%2.6%428546
その他の個人サービス業15.59%5.28%1,8495,061

これらの数字が語らないこと

どちらの経済が強いかは語らない。割合が高いということは、多くの企業が2021年の水準から急速に成長したということであり、働いている人が増えた、賃金が高い、あるいはその成長が続くということではない。

理由は語らない。観光、制度改革、税、あるいは2021年より前の年々が果たした役割を、ここでは何も測っておらず、いかなる政策も評価していない。

描いているのは2024年であって、今年ではない。対象は従業員10人以上の企業であり、それより小さな企業や自営業者は含まれず、Eurostatはアイルランドについて2024年の数字を公表していない。このいずれも予測ではない。

あなたにとっての意味

フランスで仕事を探しているなら

フランスでは、従業員10人以上の企業の従業員の5.67%が、2021年から2024年に年10%を超えて成長した企業で働いていた。これは欧州連合で2番目に低い割合である。割合が最も高いのは芸術・娯楽・レクリエーション(12.78%)、教育(12.26%)、宿泊・飲食サービス業(12.16%)である。成長している雇用主を望むなら、直近3年間で従業員数がどう変わったかを尋ねてほしい。それがこの統計の用いる基準であり、従業員10人以上のフランス企業でそれを満たすのは12社に1社に満たない。

ギリシャで採用するなら

ギリシャでは、従業員10人以上の企業の従業員の26.37%が、2021年から2024年に年10%を超えて成長した企業ですでに働いていた。管理・支援サービス業では40.5%、情報通信業では36.13%である。そこでは成長だけでは雇用主として際立たない。統計が示せないことを求人広告に書いてほしい。賃金、労働時間、契約、そしてその職がどうなっていくと見込まれているかである。

数え方

方法

  1. 一つの表。Eurostatのbd_hg(NACE Rev. 2の活動別の高成長企業と関連する雇用)で、2026年10月1日に更新され、Eurostatのデータ配信APIを通じて2026年10月4日22:48(+01:00)に読んだ。
  2. 定義。Eurostatの参照メタデータによる。成長の開始時に従業員が10人以上で、従業員数の年平均成長率が3年間にわたり年10%を超える企業である(欧州委員会実施規則(EU)No 439/2014、規則(EU)2019/2152に引き継がれた)。2024年の数字では、その3年は2021年から2024年である。
  3. 割合。Eurostatの指標で、高成長企業の従業員を従業員10人以上の活動中の企業の従業員で割ったもの。公表どおり小数点以下2桁で表す。活動の合計は、NACE Rev. 2の大分類BからNまでとPからRまで、および中分類S95とS96の市場生産者を対象とし、公務と会員制団体はこれに含まれない。
  4. フラグ。アイルランドの2024年の数字は秘匿されている。ポルトガルとドイツの2024年の数字には系列の断絶があるため、順位付けにのみ用い、それより前のどの年とも比べない。欧州連合の従業員の割合はEurostatの推計値である。ギリシャとフランスの2023年の数字にはフラグがない。2023年より前の年とは比較しない。
  5. 編集部の計算。「4分の1に満たない」は、フランスの割合をギリシャの割合で割ったものである(5.67を26.37で割る)。「18のうち17」は、公表されている18の大分類と中分類のそれぞれで二つの割合を比べたものである。人数はEurostatの従業員数で、公表どおりである。
データが示すこと、示さないこと

データが立証すること

  • 2024年、高成長企業は従業員10人以上のギリシャ企業の従業員の26.37%を雇用しており、これは数字のある26の加盟国で2番目に高い割合である。フランスでは5.67%で、2番目に低い。
  • 欧州連合全体では推計で12.84%であり、最も高いのはマルタ(31.87%)、最も低いのはキプロス(4.09%)である。
  • ギリシャの割合は18の産業部門のうち17でフランスを上回り、フランスが上回るのは教育だけで、12.26%対6.25%である。
  • それでもフランスの高成長企業の従業員の方が多く、87万7985人対50万6669人で、企業数は1万5424社対7528社である。

立証しないこと

  • どちらかの経済が強いこと、あるいは働いている人が多いこと。この割合は急成長した企業の従業員を数えるもので、雇用を数えるものではない。
  • どれだけの雇用が創出されたか。成長前からいた従業員も数えられ、ほかで失われた雇用は差し引かれない。
  • 企業がなぜ成長したか。いかなる原因も、部門別の政策も、制度改革も測られていない。
  • 従業員10人未満の企業や自営業者についてのいかなることも。
  • これらの企業がいま採用しているかどうか、アイルランドの2024年のいかなる数字も、2023年より前とのいかなる比較も、いかなる予測も。
一次資料

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