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BabZıtunaThe Market Desk

記録 · 2026年8月24日

半数は10週間探している。4分の1は半年以上。

昨日この編集卓は、アメリカの失業率が下がる一方で就業者数も減ったと報じた。あれは「何人か」という問いだった。これは、率では答えられないもう一つの問いである。「どれだけ長いか」。2026年7月、進行中の失業期間の中央値は10.5週間、平均は24.9週間だった。平均が中央値の2.4倍に位置するのは、ごく一部の非常に長い求職がそこまで引き上げるからである。以下の数字はいずれも 公表された月次観測値であり、本稿末尾に挙げた系列から読み取ったものである.

10.5週間 - 現在失業している人が探し続けている期間の中央値。半数はこれより長く、半数はこれより短い
24.9週間 - 同じ月の同じ人々についての平均。分布の遠い端にある長期の求職が上へ引き上げている
25.6%の失業者が27週間以上探し続けている。4人に1人であり、なお「探している」と数えられている

率は人を数えるのであって、週を数えるのではない

失業率は一つの問いにはよく答える。労働力人口のうち、仕事がなく探している人の割合はどれだけか、という問いである。しかし、その立場にある人が実際に抱えるもう一つの問い、つまりこれがどれだけ続くのかについては、何も答えない。同じ率の二つの経済が、失業している側から見ればまったく別の場所でありうる。多くの人が1か月で抜ける経済と、多くの人が半年抜けられない経済とである。

率を生む調査は、その点をちゃんと尋ねている。毎月、失業者と数えられた一人ひとりについて、何週間探しているかを記録している。その答えは二つの要約値として公表されるが、二つある理由は、片方だけでは読み違えられやすいからである。

2026年7月、中央値は10.5週間、平均は24.9週間だった。中央値は真ん中である。アメリカの失業者691万6000人を求職期間の順に並べたとき、中央に立つ人は10週間半のところにいる。平均は列全体の算術平均である。それは2.4倍高いところにあり、そうなりうる原因は裾のほかにない。

平均が中央値の倍になるとき、平均は何をしているのか

平均と中央値が離れるのは、分布が偏っているときだけである。大半の求職が真ん中付近で終わるなら、二つは近くに並ぶ。両者は14週間半離れており、それは、長い側にいるかなりの人数が、列にいる典型的な人の経験から平均を引き離しているということを意味する。

公表された人数が、その集団の大きさを教えてくれる。2026年7月、177万1000人が27週間以上探し続けていた。失業者全体691万6000人に対して25.6 %、4人に1人である。この人たちは平均のなかの丸め誤差ではない。平均が今の位置にある理由そのものである。

だからこそ、人に伝えるべき数字は中央値であり、制度について語るべき数字は平均である。職を失ったばかりの人が知りたいのは、列の真ん中がどうなっているかである。ある国がどれだけの長期失業を抱えているかを問う政策担当者が必要とするのは、長い側が動かす指標のほうである。

進行中の失業期間、各年7月。週は公表どおり、水準は千人単位。最終行の割合は、その上の二つの水準の割り算である。
測っているもの2019年7月2025年7月2026年7月
週数・中央値 - 分布の真ん中8.910.210.5
週数・平均 - 算術平均19.624.024.9
27週間以上の失業者1,2271,8221,771
失業者、全期間6,0617,2726,916
長期失業の割合20.2%25.1%25.6%

真ん中は動いた。裾は伸びた。

2026年7月を2019年7月、つまりこれらの系列すべてがパンデミックで乱される前の、比較可能な最後の夏と並べてみると、三つの指標はまったくそろって動いていない。

中央値は8.9週間から10.5週間へ、1週間半長くなった。平均は19.6週間から24.9週間へ、5週間以上長くなり、中央値の動きの3倍である。長期失業の割合は20.2 %から25.6 %へ、5.5ポイント上がった。

この三つを合わせて読むと、単独の数字には言えないことが見えてくる。典型的な求職は長くなったが、その度合いは控えめである。はるかに大きく変わったのは、求職が早く終わらない人たちに起きていることである。人数が増え、待つ期間も延びた。分布は移動したのではない。引き伸ばされたのである。

昨年7月と比べると絵柄はもっと静かで、それははっきり言っておくべきである。動きだけを報じる編集卓は、やがて動きを作り出してしまうからである。中央値は0.3週間、平均は0.9週間、長期の割合は0.5ポイント上がった。1年で見れば、ほぼ横ばいである。

2019年7月から2026年7月までの変化。三つの指標は同じ分布を表しているが、そろって動いてはいない。真ん中はわずかに動き、平均は上がり、長い裾がその差を引き受けた。
2019年7月からの変化大きさ
週数・中央値+1.6 weeks
週数・平均+5.3 weeks
長期の割合+5.4 points

この指標が語らないこと

これは、求職が終わるまでにどれだけかかるかを語ってはいない。ここが最も重要な区別であり、最も失われやすい区別でもある。調査は、面接時点で失業している人に対して、これまで何週間探してきたかを尋ねる。30週目でまだ続いている求職は30週間として記録されるのであって、最終的に到達する長さとして記録されるのではない。したがってこの系列は、いま列にいる人たちの積み上がった待ち時間を測っている。それは現実的で有用な情報だが、終わった求職の長さと同じものではない。「求職者の半数は10週間で仕事を見つける」という形の文は、このデータでは支えられず、本稿には現れない。

これは、仕事がない人すべてを数えてもいない。探すのをやめた人は失業者の数え上げから完全に外れ、積み上がった週数も一緒に外れる。それが本編集卓の前号の主題だった。5月から7月にかけて、労働力人口は98万4000人減った。この種の退出は、測られる期間を長くするのではなく、標本から取り除く。それがこれらの数字を実際より良く見せたかどうかは、この公表資料では決められない。

そして長期失業者は、就業意欲を失った人ではない。意欲喪失は別に公表されている区分であり、探すのをやめたことを意味する。27週間以上の数え上げにいる177万1000人は、いまも探している。まさにそれが、この人たちをその区分に留めている条件である。二つを一緒くたにすると、より同情的な数字がより不正確な数字になる。

実際に仕事を探している人にとって、役立つ読み方はこうである。列の真ん中はおよそ10週間であり、この1年ほどおおむねその位置にある。重要なリスクは中央値ではない。遠い端にある列の4分の1のほうであり、人をその端へ押しやるのは時間そのものである。求職が長いほど候補者として劣る、などとはこの公表資料のどこにも書かれていない。書かれているのは、列には長い裾があり、6か月を超えた求職はその集団に入る、そしてその集団は大きくなった、ということである。

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